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川崎のからあげとクラフトビールの居酒屋 | 八丁畷駅前 | からあげ居酒屋「からあげの拓」

クラフトビールは「舌と喉で味わう」

  • 執筆者の写真: からあげの拓
    からあげの拓
  • 2018年1月24日
  • 読了時間: 3分

昨日、クラフトビールは「舌で味わう」と申し上げました。 それは「味覚」としての「舌」の話でしたが、今日の「舌と喉で味わう」は、「触覚」の話です。

日本のビールメーカーのCMを見るたびに思うのですが、のどごしを強調するものが多いですよね? これはつまり、のどごしで味わうビールが多いからです。彼らが作っているビールのスタイル(ピルスナー)には非常にあった飲み方だと思います。喉の乾きに任せて一気に流し込み、爽快感とのどごし、そしてその後に鼻から抜ける風味を楽しむというのが一般に定着している日本(アメリカも?)のビールの飲み方でしょう。


ビールをちびちび飲むのは、美味しくない飲み方と言われていますよね?

それに対して、ワインを飲む時やウィスキーを飲む時はどうでしょう?バーボンウィスキーなどはショットグラスでグイっと飲むこともありますが、上等なシングルモルトなどは、口に含んで下の上で転がしながら、液体の旨味とまろやかな触感を十分に口の中で感じます。ワインも上等なシングルモルトも、ビールではご法度とされている「ちびちび飲む」飲み方ではないでしょうか?

一般的に飲み物を飲む時、人はどうしているでしょうか?

普段はあまり意識していませんが、基本的に人は飲み物を飲む時には舌の上で転がしています。舌には、研ぎ澄まされた味覚神経が集中しています。その神経で味とともに触感を感じると同時に、鼻から抜ける香りを確認し、その後のどに流こむ時の感覚(これも触覚です。)を楽しみ、そしてまた、鼻に抜ける香りを楽しむのです。

ところが、一般的なビールでこれをやると、炭酸が抜け美味しくないビールになってしまいます。そこで、口に含んで舌の上を転がすのではなく、一気に喉に流し込んで爽快感とのどごしを楽しむのです。


クラフトビールは、ワインや上等なシングルモルトと同じように、目で楽しみ、香りを楽しみ、そして舌や口、喉の神経をフルに使って味覚と触覚でも楽しむものです。のどごしだけで味わっていてはわからない美味しさを持った飲み物です。


では、目を閉じて、クラフトビールを飲む際のことを頭の中で想像してみましょう。

クラフトビールのグラスが唇に触れた瞬間に、「触覚」は目覚め、その液体のすべてを受け止めようと神経が研ぎ澄まされていきます。そして最初に感じるきめ細かな泡の感触に続いて、琥珀色や黄金色、もしくは一見漆黒に見える濃いルビーレッドの魅惑的な液体が舌先から舌の奥へと流れていきます。口当たりの軽いものから、どっしりとしたもの、滑らかな感触のものもあれば、ピリッとした刺激を感じるものなど様々です。口の中が魅惑の液体で満たされると同時に、頭の中も幸福感で満たされていきます。そして、喉に流れ込んでいく時の、柔らかでまろやかな感覚はクラフトビールならではのものです。(もちろん、爽快なのどごしのものもあります。)

是非、のどごしだけでなく、すべての感覚を駆使してクラフトビールを味わってみてください。

新しい世界が開けることは間違いありません。

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